3分でわかる精巣腫瘍

精巣腫瘍の再発率と5年生存率

精巣腫瘍を患った人が一番恐れるのが再発です。精巣腫瘍は非常に転移しやすい
特徴があり、そのため転移が見られないT期の患者においても予防的な放射線療法や
化学療法を施す場合があります。


僕自身も定期的に経過観察のため病院へいき、血液検査やMRI検査を受けていますが
正直なところこれらの検査はあくまで再発を早期に発見するための目的でやっているので
根本的な精巣腫瘍の再発防止ということにはならないと思っています。


T期の患者の場合は、治療後の経過観察において5〜10%の再発率があるとの
報告があります。他にも予防的措置をして再発率5%、何もしなければ15〜20%
の確率で再発するというデータもあります。


再発率をどう取られるかは人それぞれです。僕は再発は90%以上の確率で「ない」と
考えているので、ほとんど再発しないと考えています。(ポジティブにいきましょう!)


U期、V期の再発率についてはちょっとわかりません。


次に精巣腫瘍の5年生存率に関してですが、これは病院ごとに違いがあるようです。


例えば


■ 独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センターの場合


T期IとU期Iを合わせた症例の5年生存率は100%、III期の5年生存率は62.5%
・非セミノーマ症例について、AFP5,000ng/ml以上(正常値は10以下)あるいは
βHCG1,000ng/ml以上(正常値は0.1以下)の症例の5年生存率は40%であり、
その他のものは100%


■ 三重大学医学部 泌尿器科


病期分類別の生存率は、T期:97%、U期:92%、V期:58%。


■ 東京女子医科大学


病期と腫瘍の組織型に分類すると


T期:セミノーマで5年生存率95%以上、非セミノーマで5年生存率90%以上
U期:セミノーマで5年生存率80〜90%以上、非セミノーマで5年生存率70〜80%以上
V期:セミノーマで5年生存率30〜40%、非セミノーマで5年生存率10〜20%


<以上、各病院のホームページを参照>



早期発見による病期が早い段階であるほど高い確率で生存していことがわかります。


精巣腫瘍の治療を受けるうえでどこの病院がいいのかということは気になると思い
ますが基本は大学病院になるのと思います。

精巣腫瘍再発


抗がん剤の副作用

抗がん剤を利用する化学療法を治療法と選択する以上は副作用は避けられません。

精巣腫瘍top


僕自身は術後の血液検査の数値に好ましくないものがあり、化学療法を勧められ ましたが副作用を考えて拒否しています。


(1週間後の血液検査で腫瘍マーカーの数値は正常値に落ち着きました。)


抗がん剤による治療が長引くにつれ、副作用とその辛さは増すようです。特にニオイ に敏感となり、吐き気がして食事が摂れなくなるため大きく体重を落とすようです。




【抗がん剤による副作用】


【吐き気】


色々な臭いに敏感になりその都度吐き気がするようです。


【食欲不振】


常に吐き気がするため食べる気になりません。


【白血球の減少】


抗がん剤を投与すると白血球が減少し、免疫力が低下します。


【脱毛】


全身のありとあらゆる毛が抜けます。典型的な抗がん剤の副作用


【しびれ】


手足の先端にいくほどしびれがあります。


【腎臓機能の低下】


自覚症状はないようですが医師からは水分を多く摂り、たくさんおしっこをすることを
指導されます。



精巣腫瘍は他の悪性腫瘍にくらべて非常に化学療法の効き目がいいため重宝されて

いますがそれでも相当に辛いようです。


なお、抗がん剤での治療と並行してメシマコブやフコイダンなどガンに対する抵抗力や
免疫力を高めるとされる漢方を摂取することが多いようです。(医師が勧めるわけ
ではないです。)


僕も入院中と退院後は差し入れでもらったメシマコブと天仙液を食べて
いました。天仙液はネットから注文ができるみたいです。


抗がん漢方薬「天仙液」でガン撲滅。資料を無料でお送りしております。


治療にかかる費用と期間

僕の場合は精巣腫瘍でもI期ということで、摘出手術と10日程度の入院だけでした。


精巣腫瘍の手術と入院でかかった費用は20万円を少し超える程度でした。これらの
金額は祖父母からの御見舞い金で事足りましたので運がいいケースといえるでしょう。


その後は経過観察というものでしか病院へはいっていませんが経過観察で行う血液
検査とMRIでの検査料がその都度かかります。だいたい3〜8千円ぐらいです。


さて、問題は化学療法を行う場合です。


治療方法、入院日数、検査や薬の種類で治療費は異なりますので、正確な数字は
出せませんが大雑把な数字を紹介しておきます。


化学療法を行う場合の入院治療費と期間については、抗がん剤の投与に月額15万
程度
はかかります。それに入院費(これが非常に高い)等、もろもろかかりますから
だいたい月額20〜25万にはなると覚悟したほうがいいと思います。


入院期間ですが最低でも3ヶ月です。その後は治療の効果次第のところもありますが
数年に及ぶこともありますので相当の出費になるでしょう。


なお、こうした高額な医療費を補助する制度として「高額療養費制度」などもあります。


自分や家族が加入している保険組合に確認して高額な医療費を補助する制度を利用
することが賢明です。

精巣腫瘍費用


化学療法を実施する場合

精巣腫瘍の病期がU期以上(転移がある)であれば化学療法が行われます。T期
でも再発を防ぐ予防的な措置として化学療法が行われることがあります。


なお、予防的措置としては腫瘍の組織型がセミノーマの場合、放射線治療が有効
ということもあり、後腹リンパ節に対する予防放射線を行います。


U期以上の進行性精巣腫瘍では転移が確認された時点で、すでに病気が全身に
拡がっている可能性も考慮して、全身的化学療法をおこないます。


精巣腫瘍の化学療法ではシスプラチンという抗がん剤を中心とした化学療法を行い
ます。シスプラチンは精巣腫瘍の治療成績を飛躍的に向上させた抗がん剤です。


化学療法は、薬の効き方をみながら扱う抗がん剤の種類を変えていくこともあります。



BEP療法ブレオマイシン+エトポシド+シスプラチン ←基本的な化学療法
VIP療法エトポシド+イホスファミド+シスプラチン
CPN療法イリノテカン+ネダプラチン
TIN療法パクリタキセル+イフォマイド+ネダプラチン



これらの化学療法は数週間から数ヶ月にわたって行われ、画像診断で他の器官や
臓器への転移が消え、血液検査(腫瘍マーカー)の数値が平常になるまで続きます。


精巣(睾丸)に違和感を感じたら

「睾丸が痛い」
「睾丸に違和感がある」
「腰のあたりが重い感じがする」
「睾丸にしこりがある」
「睾丸が3つある」
「片方の睾丸がやけに小さい(大きい)」

精巣腫瘍2


ざっと挙げただけでも睾丸に関係するトラブルにはこれだけの症状があります。特に 睾丸周辺(下半身)はさまざまな原因いよる多くの病気が存在するので、睾丸が痛い 腫れてきたといっても勘違いのものから重病のものまで様々だということです。


睾丸の違和感の傾向としては


睾丸に痛みを感じる場合は「炎症」を起こしている可能性が高いということ。


しこりや睾丸が3つあるなど異物感があるケースはヘルニアや静脈瘤などが考えられ ますが超音波検査しないことにはわかりません。


いずれにせよ、睾丸は生殖能力に関わってくる器官なので放置するとその病気
は完治しても、生殖能力が減退して不妊の原因となることがあります。


精巣腫瘍に関しては、まったく痛みもなく、ただ睾丸がどんどん大きくなるというところ
が特徴です。もっとも重病である精巣腫瘍の症状が「無痛」というのが一番の問題かも
しれません。


「恥ずかしいから異常を感じても放っておいた」⇒病状悪化


というケースが本当に多いようで、それが治療期間を長引かせる原因にもなります。


医者ではない僕が唯一いえるのは、睾丸がどんどん大きくなっているというので、
あれば、いますぐに病院へいくこと。このサイトを見ている場合ではありません。


睾丸の痛みや違和感は2、3日様子をみて、おさまらなかったら病院へいくということ
を徹底してください。精巣腫瘍の可能性は限りなく低いですが生殖能力に関係する
病気である可能性がないとはいいきれませんので。