腫瘍の病理検査と血液検査の結果

腫瘍の病理検査の結果と血液検査(腫瘍マーカー)の結果が揃うまでは一時退院する
ことができる。


摘出した睾丸が良性と判明すれば、そこで終了だし、摘出した睾丸が悪性であっても
摘出後の血液検査の数値やその他、MRIなどの検査結果がよければ病巣は取り除か
れたということで、経過観察という診断をされることになる。


問題は悪性腫瘍の睾丸を取り除いたのにもかかわらず、血液検査から異常な数値が
検出されるとき。この場合は体内のどこかに悪性腫瘍の組織が転移している可能性がある
ため化学療法や放射線療法のいずれかの治療手段がとられることになる。


僕の場合は、検査結果から非セミノーマ型のステージ1と診断された。


これは非常に幸運な結果といえると思う。転移が早い精巣腫瘍で9ヶ月放置したにも
関わらず、腫瘍マーカーの値も思ったより低く、転移も見られないというのだから。


ただ、画像診断では転移は見られないものの術後すぐの血液検査での数値によくない
ものがあるということで化学療法をしましょうということ。


(正常値が10以下のAFP(アルファフェトプロテイン)が16だった。なお手術前は400)


ここからは僕自身の判断なので、周りに勧めるということはできない


僕は化学療法を拒否することにした。抗がん剤の副作用の怖さは聞いていたし、AFPの値
が高いといっても術後すぐのことだから、もうしばらくすれば下がるだろうと思ったから。


化学療法を拒否したときに担当の医師は驚いたというか、理解不能というような顔を していた
のが印象的でちょっと怒っていたような気もする。


結局、1週間後の血液検査でAFP(アルファフェトプロテイン)の数値が高かったら 化学療法
を考えるということになったが、1週間後の検査では血液検査の数値が正常になって いたため
経過観察ということになった。


病院や医師によっては、病期がステージ1であっても予防的な意味もこめて化学療法
や放射線療法を勧めてきます。


これは再発のリスクを抑えるためにやる当然のことです。


化学療法や放射線療法を拒否して、その後異常のない僕のようなケースもあれば、
数ヵ月後の検査で再発が見つかるということもあるので予防的な意味の化学療法や
放射線療法を受けるかどうかの判断は人それぞれで難しいところがあります。