真夜中の病室での苦しみと気づき

真夜中の病室・・・・・


熱くて目が覚めた。手術のあとは熱が出るんだと思う。身体中がものすごく熱く布団や
毛布を蹴り飛ばしたいぐらいだった。しかし身体は動かない。


麻酔が効いているのか、なんだかよくわからなかったが体勢を変えることができないので、
布団のひんやりした部分にも身体を移動できない。これは正直つらかった。


また絶えず尿意があるので看護師さんを呼び、おしっこをさせてもらおうとしたが尿管に
管が入っている状態でそこから尿を排出しているので、尿意があったとしてもそのままに
しているしかないといわれた。


体中が火照って熱くて眠れない。寝返りもうてず、下半身には変な管がくっついているか
と思うと急に悲しくなってきた。


体中の自由が失われてはじめて、健康であることの素晴らしさ、体がスムースに動くこと
の大切さを痛感したのだ。


入院することにメリットがあるとすれば、自由がきかない状況で今までの人生と
これからの人生に対して内省ができるということだろうと思う。


なんでもないことが実はとても美しく、そして愛おしいことに気づき、生きていること、そして
健康であることが何よりも財産であることに気づくのだ。