摘出手術直後。腫瘍の行方
「○○さん、(←僕の名前)終わりましたよ」
麻酔医に起こされた。手術後の目覚めは無理やり起こされた感じで非常に不快だった。
身体は動かないが意識は比較的しっかりしている。手術室をでたところに母と兄がいた。
母に聞いたところ手術時間は1時間程度と事前に聞いていたが実際は2時間だったと
いうこと。
手術の時間が長引いたのは大きくなりすぎた腫瘍が陰嚢(袋)と癒着していたため、それ
を剥がすのに時間がかかったらしい。

兄と母は手術後、発砲スチロールのなかの青いビニール
に入った摘出された睾丸をみせてもらったそうだが、黒と赤の肉が混じったグロテスクなレバーのような感じだったそうだ。
ここでも腫瘍を見せてくれた医師は宝物を抱えるように腫瘍の入った発砲スチロールを
小脇にかかえ、非常にうれしそうな顔をしていたそうだ。
摘出された精巣はすぐに病理検査にまわされて、どのようなタイプ(組織型)の腫瘍かを診断、その後の治療方針にを決める判断材料になる。