いざ、摘出手術へ

手術準備が整い、手術室に向う。


頭にはシャンプーハットのようなヘアキャップ、手術着で車椅子で手術室まで移動した。


手術室に入る直前で名前と生年月日を確認するのだが、ここで名前が違っていることが
判明。どこでどうなったかわからないが名前が間違えて記入されているらしかった。


(ごく稀な医療ミスとして患者の取り違えがおき、たまにニュースにもなってますね。)


しばらくその場で待機。僕にだけでなく病院側にとってもこの手術が緊急に行われて
いることがよくわかる。


確認がとれると手術室へ。


ドラマで見たことがあるような手術室のライトに照らされたまま、横たわると自分からは
みえないように衝立のような仕切りを作られて、その後下半身を素っ裸にされた。


しばらくすると執刀医らしき人が2人入ってきて、消毒をしているようだったが僕の肥大した
睾丸をみて非常にうれしそうだったのが印象に残っている。

精巣腫瘍手術


多分こんな腫瘍サンプル(大きさが12,5×10,0の睾丸)はお目にかかったことがないのだろう。
研究対象としては非常に貴重なのかもしれない。


下半身の消毒がおわると下半身に麻酔をする。


麻酔は局部麻酔で、横になった腰から管をいれる。 神経にふれるようないやな感じがして冷や汗がでるがしばらくするとそうした感覚も麻痺してくる。


その後、くちゃくちゃと器具をいじる音が聞こえてきたが、こちらからは仕切りがあるので 何もみえない。


このまま意識がある状態で手術が始まるのかと思っていると横にいた麻酔医が「これから
眠くなる薬を入れますね」といって酸素マスクのようなものを僕の口にあてがった。


それからしばらくの間、


「手術室のライトってまぶしいな」
「音楽を流しながら手術するのって本当なんだ」


と見える範囲で手術室を見回していたが気がついたら意識がなくなっていた。